俺はサービス業だから休みが平日なんだけど、休みの日はだいたい朝からパチンコ打ってる。調子がよければそのまま夜まで、昼までに2~3万負けるようだと、その日は帰って家でシコって寝る、みたいな感じ。まあ、何もやることが無いってことだ。彼女でもいればまた違うんだろうけど、今は彼女がいない。
店にはバイトの若い子もいるんだけど、前の彼女が束縛激しくて、しかも土日休みだったから休みが合わず、そのことでも散々文句言われて、少しの間女はいいかなって思ってた。そんなわけで、休みは一日中パチンコ三昧って感じで過ごしていた。
ある日、いつものようにパチンコ屋で打ってたら、隣になかなか綺麗なお姉さんが座った。俺が横目でちらちら見ていると、向こうから声を掛けてきた。
「火曜日、いつもいますよね?お休みなんですか?」
「え?ああ、はい。仕事柄、平日が休みなんですよ。というか、俺のこと、知ってるんですか?」
「いえ、わたしもここよく来るから。いつも見かける人はなんとなく覚えちゃって。」
「そうなんですか。」
彼女は見た目は20代前半くらいに見えたけど、喋り方や雰囲気はけっこう落ち着いていた。ハンドルを回す手をチラッと見たら、薬指に指輪をしていた。どうやら人妻らしかった。そのまま2人でときどきなんとなくお喋りをしながらパチンコを打ち続けて、先に彼女が当たりを引き、その後俺も当たりを引いた。彼女が8連チャン、俺が6連チャンで終了し、完全に通常モードに戻ったとき、なんとなく彼女を飯に誘った。普段はそのまま打ち続けるんだけど、その日はなんとなくそんな気分だった。
彼女も誘いを受けてくれて、2人で近くのファミレスに行った。ちょうどお昼のピークを過ぎていたので、すんなり席につくことができた。2人してランチのハンバーグを食べながら、今度は色々な話をした。いわゆるプライベートな話を。彼女は結婚して2年目で、結婚と同時にこの辺りに引っ越してきたらしい。周りに知り合いがいなくて、暇になるとついパチンコに行ってしまっているということだった。俺も暇人なので、じゃあ、今度暇なときはどこか遊びに行きますか、なんて話しながら、けっこう親密な感じになっていた。連絡先もその場で交換した。
3時前くらいになって、彼女がこの後暇かと聞いてきた。俺は一日特に予定が無かったのでそう伝えると、近くだから家に遊びに来ないかと誘われた。俺は少し考えたが、二つ返事でOKした。
彼女の家は本当に近かった。さっきのファミレスから歩いて10分と掛からなかった。コンビニに寄る隙さえなかった。彼女の家は、2LDKの5階建てのマンションの3階で、建物はまあまあ古い感じがした。築15年は経っていそうな感じだ。リビングに通されソファに腰を掛ける。彼女が冷蔵庫から、無糖の紅茶を持ってきてくれた。
「少し暑いからエアコン付けるね」
そう言ってエアコンのスイッチを入れ、彼女は羽織っていた服を脱いだ。ノースリーブから伸びる白い腕がなんだか生々しい。俺も羽織っていたシャツを脱いでTシャツ姿になる。すると彼女は、俺の腕を見て、
「わあ、けっこう筋肉すごいね。」
「一応、力仕事もあるんで。」
「ちょっと触っていい?」
と言って、俺の腕を両手でぐるっと掴んだ。
「わ、届かないや。」
俺が筋肉をぎゅっぎゅっと動かすと、子供のようにはしゃいで笑った。ふと目が合ったので、俺はそっと顔を近づけた。そうしたら、彼女もそっと目を閉じた。初めは触れるか触れないかのキスだった。そして少しずつ相手の唇を求めていって、いつか俺たちは舌を絡める激しいキスをしていた。彼女は俺の首に腕を回し、抱きつくようにしてキスを求めた。俺は少しずつ手を移動させ、彼女の胸の頂上を服の上から触った。
「あっ…。」
甘くくぐもった声が彼女の口から漏れた。すでに彼女の目は潤んでいて、その表情がとても色っぽかった。俺が彼女の唇を指で触れると、その指をくわええて舐めだした。その姿がとても扇情的で俺はひどく興奮した。彼女のシャツを脱がしてブラジャーがあらわになる。ブラジャーの上に彼女のおっぱいを引きずり出して、彼女の敏感な頭頂部の突起を舌先で転がした。彼女はソファのクッションを掴んで快楽を我慢する。俺は残った方の蕾も指でくりくりと刺激して、彼女の快感を誘った。
スカートをまくり彼女の股の部分に触れると、熱がこもったように熱くなっていた。俺はスカートを脱がして、彼女の熱い部分をパンツの上から優しく刺激してやった。
「あぁ、気持ちいい。そこ…。」
彼女の腰は無意識に動いているようだった。俺は徐々に手の動きを早めていく。それに合わせるかのように、彼女の快感も高まっていく。俺の手がまるでバイブのように激しく動くと、彼女は俺の服を握り締めながら「んっ、イクっ!」と、小さく体を震わせながら絶頂を迎えた。
今度は彼女が俺の股間を触ってきた。ズボンの上から触るのに我慢できなくなった彼女は、俺のベルトを外しズボンを下ろした。そしてパンツの上から俺の息子を確かめる。その時にはもう、俺の息子はカチカチになっていた。彼女はそれをくわえると、手と口を使って丁寧にフェラチオをした。俺の息子を下から上へと舐め上げる姿が、やはりとてもエロくて俺をそそった。
ある程度のところで俺がそろそろ入れたいと言うと、彼女は立ち上がって引き出しの中からコンドームを取り出した。そして俺の息子にしっかりと着けてくれた。生でされないための彼女の知恵かもしれないが。俺は彼女のパンツを脱がせると、ソファに寝転がった彼女に正常位でゆっくりと入れていった。
途中で戻しながら、四回五回と掛けてゆっくりと奥まで挿入する。一番奥まで入れると相当気持ちいいのか、それだけで腰を小刻みに震わせながら気持ち良さそうな息を吐いた。そしてまた彼女は俺の首に腕を回し、キスをしながらゆっくりとセックスを味わった。抱き合ってキスをして、手を繋いでキスをして…、ゆったりとした大人のセックス。ただ激しく腰を打ち付けるだけじゃない、前の彼女ともしたことが無いような、愛を感じるセックスだった。そうしてゆっくりと2人で高まっていき、彼女の絶頂と同時に俺も彼女の中で射精した。
終わった後、旦那とはレスなの?と聞くと、「そうでもない。月に1~2回くらいはするよ。」と彼女は言った。そして、「でも、最近はあんまり愛は感じないけどね。」と付け加えた。
それから時々、俺の休みの日に彼女と会うようになった。彼女とのセックスは穏やかだけど気持ちが良くて心も温かくなる感じがする。こういうのも、体の相性がいいって言うんだろうか。